2020年09月10日
世界が直面する重大な問題については、毎年開かれるスイスの世界経済フォーラムで議論し、発表される「グローバル・リスク報告書 」に掲げるものがありますが、2017年以降2020年まで、影響が大きいグローバル・リスク上位5位中4項目が環境に関するもの(「気候変動への緩和や対応への失敗」「異常気象」「水供給危機」「自然災害」「生物の多様性の喪失と生態系の崩壊」)となっており、また、8年連続で、「気候変動への緩和や対応への失敗」等が上位リスクとして掲げられています。
そういった問題が世界で取り沙汰されているなか、パリ協定やSDGsの採択等もあり、我が国においても環境経営について大きく前進を求められる時代となりました。
当社が認証を受け登録している「エコアクション21」の認証・登録制度とは、環境省が作成したガイドラインに基づき、環境への取組を適切に実施し、環境経営のための仕組みを構築、運用、維持するとともに、環境コミュニケーションを行っている事業者を、認証し登録する制度です。
同活動の環境経営目標として、具体的に ①二酸化炭素排出量の毎年度1%削減、②廃棄物排出量の毎年度1%の削減、③総給水量の毎年度1%の削減、④グリーン購入比率の向上、⑤エコ意識の向上、⑥地域貢献活動の推進 を掲げ、環境負荷の軽減の為の活動を行っております。
直近の環境経営目標に対する実績として、運用期間(H30年7月~R1年6月)における目標に対する取組み結果等を数値実績を中心にまとめますと、下記になります。
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同年度の取組みについては、委託先であるリサイクル用廃棄物の受入先の受け入れ拡大による廃棄物リサイクル率の向上、節電による二酸化炭素排出量の削減及び無駄・無理のない運転の推進等の活動により、全体的に設定した環境経営目標を達成できておりますが、電気使用量は受注案件の増加により環境目標が未達となり、またグリーン購入比率については平成29年度と比べ0.1%減少してはいるものの、環境経営目標の観点からは達成した結果になりました。
当社の同活動については、今年で11年目を迎えますが、環境目標への取り組みも事業活動と連動させて進めることにより、社内における環境配慮への意識がより定着しつつあります。これからは取り組みを通して身に付けた習慣をより深化させ、継続した削減と比率の向上に努力して参ります。
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